悪魔と呼ばれた男(神永学)
小説紹介の第十回目は神永学の作品『悪魔と呼ばれた男』です。
内容紹介(講談社 書籍紹介より)
憎悪と不条理に満ちた現代に再び宿る悪魔―彼のことを悪魔と呼ぶなら、あなたの中にも悪魔はいる。押し寄せる眩暈と慟哭のマジック―神永ミステリーを今こそ体験せよ!
空中に吊り下げられ、首に悪魔の象徴である逆さ五芒星が刻印された女の死体が発見される。秘密裏に警察が追うシリアルキラーの新たな獲物だ。凄惨で残忍なのに息をのむほど美しい殺人現場を残す犯行はまさに「悪魔」の仕業。警察への挑戦に等しい凶悪事件に、警視庁は少数精鋭の特殊犯罪捜査室を新設する。抜擢されたのは、臨床心理士で犯罪心理学のエキスパート・天海と捜査一課で検挙率トップを記録し「予言者」という異名を持つ阿久津。複雑で錯綜した事件は、罪と罰の本質をも問う衝撃的展開を見せる。そして訪れるミステリーの枠を越えるほどの深い感動。
神永学が作家業15年の集大成として放つ圧倒的超絶ミステリー。
『心霊探偵八雲』や『怪盗探偵山猫』などで有名な神永学の最新作です。犯罪心理学という注目ワードだけでなく、正義と悪とは何かを考えさせられる作品です。シナリオにのめり込み、ラストの真実に驚かされること間違いなしです。いくつものミステリー作品を世に出している神永の最新作を読んでみてはいかがでしょうか。
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