崖の上で踊る(石持浅海)
小説紹介の第十一回目は石持浅海の作品『崖の上で踊る』です。
内容紹介(PHP研究所 書籍紹介より)
計画は完璧なはずだった。仲間が仲間を殺すまでは――。
那須高原にある保養所に集まった、絵麻をはじめとする10人の男女。彼らの目的は、 自分たちを不幸に陥れた企業「フウジンブレード」の幹部3人を、復讐のために殺害することだった。計画通り一人目を殺した絵麻たち。次なる殺人に向けて、しばしの休息をとった彼らが目にしたのは、仲間の一人の変わり果てた姿だった――。裏切り者は誰なのか? そしてその目的は? 史上最悪の復讐劇が今始まる!
『二千回の殺人』で知られる石持の最新作。仲間の中に裏切り者がいるという危険な状状況で、復讐を優先しようとする人間の怖い面が垣間見える作品です。独特なシチュエーションでの殺人、復讐、推理、それらを巧みに織り交ぜた本作を読んでみてはいかがでしょうか。
以上